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  • 執筆者の写真田村 一也

外国人を採用したことがない企業は、いつ採用を検討したほうがよいのか?

結論、”今”である。

早いに越したことはない、そう考える。

私が外国人材の採用支援を仕事にしているから、そう言うのだろう、と思われてしまうかもしれないが、

今すぐ採用しなくても、検討自体は今すぐすべきであることは間違いないと思う。


私の考えとしては、次の要素に当てはまれば、早めに検討すべきだと考えている。

■海外展開をしている、または今後しようとしている。

■インバウンド(外国人顧客)を相手にすることがある。

■専門的な知識や技術を持つ人材を継続的に採用する必要がある。


まず、最も重要な要素として、「”顧客”は誰か?」である。

”顧客”が、日本人であれば、外国人をあえて採用する必要性はないだろう。

日本人相手の商売であれば、日本人のほうが上手く対応ができる可能性は高い。

一方で、”顧客”に外国人がいる、または、今後は外国人も想定される場合、外国人材の活用について検討する余地がある。

外国人だからこそ、日本人よりも顧客を獲得できる可能性もあるのではないだろうか。


次に、将来を見据える必要があることは、今採用し続けている人材は将来も日本人だけで足りるのか?という論点である。

特に“専門的な知識や技術を持つ人材”については、とりあいになることが予想される。

そのときに、他社に勝てるだけの魅力点が自社にあるのか?

もし、厳しい恐れがあるのであれば、日本人以外で補うことも早めに検討する必要があるのではないだろうか。


外国人採用に早めに取り組むメリットは2つある。

1つ目は、組織の慣れである。

やはり、異文化が組織に入ることで、コミュニケーションコスト、マネジメントコストは一時的に高まる。

しかし、長くは続かない。慣れれば、日本人同様に対応することができるので、コストは下がることが一般的である。

2つ目は、リファラル採用の活用である。

日本という異国の地で生活する外国人は、やはり情報源として同じ外国人を当てにする事は多い。

それゆえ、口コミによって、企業認知が広まり、採用に繋がる事例は本当に多い。

逆に、悪い噂も広がってしまうので、注意は必要なのだが。。。

B to C企業であれば、もしかしたら、外国人向けのブランディングにもつながるかもしれない。

つまり、外国人採用を早く始めた企業のほうが、外国人に対する採用力は強くなる可能性が高い。


このような理由から、外国人採用の検討は今からしたほうがよく、採用していく可能性があるのであれば、早めに取り組み始めたほうが、企業にとってはメリットが大きい可能性が高いのである。

それでは、実際に日本で採用できる外国人には、どのような人材がいるのだろうか?


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